第37回体液・代謝管理研究会年次学術集会

ご挨拶

第37回体液・代謝管理研究会年次学術集会
会長 小山 薫
埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科 教授

 第37回体液・代謝管理研究会年次学術集会にご参加いただき誠にありがとうございます。本研究会は1985年に始まった伝統ある研究会であり、診療科、職種を越えて体液代謝に関する基礎から最新の話題について活発な意見交換が行われてきました。新型コロナウィルス感染拡大に伴い、中止や延期となる学術集会が多い中、第36回はWEB開催となりましたが幅広い内容で有意義な講演がされました。今回は感染に注意しつつ、ソニックシティ市民ホールでの現地開催といたしました。
 今回の研究会のテーマは「エキスパートに聞け」として、埼玉医科大学総合医療センター麻酔科が日常臨床で深く関わっている内容について、各分野のエキスパートに講演を依頼しました。教育講演1では<忘れられている重要な陽イオン>であるマグネシウムの基礎から臨床まで、山本 理先生、加藤崇央先生からご講演いただきます。教育講演2では<フルタイムの産科麻酔>を日々実践している松田祐典先生から産科麻酔領域の輸液管理についてご講演いただきます。ランチョンセミナーでは<予後に影響を及ぼしうる>術中の低血圧について輸液管理を交えてご講演いただきます。自分を含め、医療業界でも<ランニング>を趣味としている方が増えています。ランニングは単純に見えて実は奥が深いスポーツです。今回、日本体育協会スポーツ科学研究所室長やランニング学会会長等を歴任した伊藤静夫先生に、マラソンの科学と水分管理の特別講演をお願いしました。最後のシンポジウムは体液代謝管理とは少し離れますが、麻酔、集中治療、救急医療等に必要不可欠な<医療安全、感染対策、医療倫理>について、鈴木俊成先生、大野秀明先生、稲葉伸之先生の3名からご講演いただきます。
 皆様におかれましてはご多忙中のことと存じますが、体調管理に留意しつつご参加いただき、伝統ある学術集会を盛り上げてくだされば幸いです。

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